事例タイトル
【10】知的障害特別支援学級に在籍する小学6年生の児童の交流及び共同学習における合理的配慮提供の取組
事例の概要
A児は小学6年生で、知的障害特別支援学級に在籍している。A児は難病指定の症候群、股関節脱臼、斜視と診断されている。コミュニケーション面では、大人とはよい関係を築くことができるが、同学年の児童との間でうまくコミュニケーションをとることができず、集団の中で良好な関係を保つことが難しい場面がみられる。そこで、同学年の児童と交流及び共同学習を行っている。
本事例は、A児の交流及び共同学習における合理的配慮の提供の取組をまとめたものである。
交流及び共同学習を行うにあたっては、特別支援学級の担任、通常の学級の担任、特別支援教育支援員の間で、学期ごとに作成するA児の個別の指導計画を共有した。また、事前に交流を実施する通常の学級の担任から得た資料をもとに、A児に対して授業についての説明を行い、授業における課題への見通しをもたせたり、大まかな活動内容を理解させたりして、授業に参加させるようにした。その結果、A児は、「できた」と思えることを少しずつ積み重ねていき、自信や達成感を得ることができるようになった。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小6