事例タイトル
【14】通常の学級に在籍する一斉指導での理解に難しさのある小学5年生の児童について、校内の連携により指導を充実させた事例
事例の概要
通常の学級に在籍するA児(小学校5年生)が、通級による指導を活用しながら学習を行っている事例である。
A児には、ことばのやりとりや数の計算、認知面や対人関係面での苦手さがあり、一斉指導での理解に難しさがみられた。そのため、1年生後半から保護者と学級担任及び通級による指導担当者が合意形成を図り、通級による指導を実施してきた。
通級による指導を週3時間設定し、視覚的な補助資料の活用、単元ごとの学習内容の精選、課題提示方法の工夫をしながら国語と算数の苦手な部分を指導している。指導に当たっては、学級担任、通級による指導担当者、特別支援学級担任、合理的配慮協力員等が連携に努めている。特に、学級担任と通級による指導担当者間において、ねらいと活動内容を示した「連絡帳」を作成し、日常の取組や情報を両者で共有し活用している。
その結果、A児は、通常の学級での学習を基本に、通級による指導を積み重ねることによって、意欲と集中力の向上と学習面での充実がみられた。
在籍状況
小学校(通常の学級・通級による指導)
学年
小5