事例タイトル
【17】知的障害のある自閉症の年中児に対して、園全体で支援の在り方を検討し、本児の意思の表出を目指した事例
事例の概要
A児は、幼稚園の年中児クラスに在籍している。自閉症の診断を受けており、知的な遅れがある。園内では一定の事柄に対するこだわりの行動、嫌な経験を引きずるといった様子も見られる。
園ではケースカンファレンスを行い、園全体でA児の様子について把握し、必要な支援が行えるよう体制を組んでいる。また、補助教員の支援により、クラスで他の幼児と同じ活動を楽しめるようにした。A児に発語がないことに疑問をもつクラスの幼児には、A児の保護者の同意を得て、クラス内でA児の困り感について話す機会を設けるなどして、A児への理解が深まるようにしてきた。こうした支援のもとで、A児が主体的に活動に取り組もうとする姿がみられるようになった。
在籍状況
幼稚園
学年
年中