事例タイトル
【18】特別支援学級に在籍する小学4年生のダウン症の児童が、主体的に算数の学習に取り組むための合理的配慮についての事例
事例の概要
A児は、B小学校の知的障害特別支援学級に在籍する、ダウン症の小学4年生である。本件は、A児が主体的に算数の学習に取り組むための合理的配慮についての事例である。
A児は、20までの数を数えたり、それ以上の大きな数を読んだりすることはできるが、足し算や引き算などの計算をすることについては困難さが見られる。保護者からは、できるだけA児のもっている力で何事にも取り組ませ、自分で学習できる力を身に付けるための支援をしてほしいとの申し出があった。
そこで、B小学校特別支援学級担当者で話合い、A児が自分で操作しながら答えを導き出すための教具の開発と、正答を確かめるための手立てを考えた。
簡単な具体的操作をともなう活動設定とプリントを提示をすることで、A児に活動の見通しをもたせることができた。その結果、A児の主体性を引き出し、達成感や満足感を感じさせることへつなげることができた。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小4