事例タイトル
【23】感音性難聴及び弱視のある特別支援学校中学部3年生のダウン症の生徒の居住地校交流における合理的配慮
事例の概要
A生徒は、B特別支援学校に在籍する中学部3年生であり、感音性難聴や弱視を併せ有するダウン症の生徒である。A生徒は、日常生活において補聴器や眼鏡は装着しておらず、話し言葉のみのやりとりが難しく、見えにくさもある。
本事例は、A生徒が居住する地域のC中学校の特別支援学級の生徒との居住地校交流を進めるに当たり、合理的配慮の提供をどのように行ったか、その取組について示したものである。
居住地校交流を実施するに当たり、B特別支援学校とC中学校の間で、A生徒の活動に対する合理的配慮について検討した。A生徒が見通しをもちやすいよう、事前に居住地校交流当日のスケジュール表を作成し提示したり、携帯型会話補助装置(以下、「VOCA」という。)を活用したやりとりができるようにしたり、A生徒が好きな作業や製作活動を居住地校交流の授業に取り入れた。
必要な支援を行った結果、A生徒は、自信をもって活動に取り組み、積極的に活動に参加する姿勢へとつなげていくことができた。
在籍状況
特別支援学校(中学部)
学年
中3