事例タイトル
【27】気持ちの切替えが苦手な幼児に対して、関係諸機関が連携し、視覚的な支援等を行うことで幼児が落ち着いてきた事例
事例の概要
A児は、B幼稚園の4歳児学級に在籍する幼児である。本件は、A児が、B幼稚園のあるC市立総合教育センターの相談を活用し、特別支援教育担当教員と学級担任の連携のもと支援を受け、園生活を送っている事例である。
A児は、幼稚園入園に当たり、保護者から、気持ちの切替えや感情のコントロールが難しく、個別の支援が必要である旨の申し出があったため、C市教育支援委員会での検討を経て支援に至っている。
入園当初は、自分の思いが通らないと他の園児や教員をたたいたり、物を投げたりすることがあった。また、初めて経験することに不安を覚え、行事の前などはなかなか教室に入れないこともあった。
A児の学級担任、特別支援教育担当教員、保護者が、C市立総合教育センターで実施している医療相談を利用し、A児の実態や支援の方法について共通理解をする場を設けた。幼稚園では、特別支援教育担当教員が学級担任と連携して、A児に他の園児の気持ちや場の状況を伝えたり、視覚的な支援を行ったりするなどの合理的配慮を提供することにより、A児が感情をコントロールできる様子がみられるようになってきている。
在籍状況
幼稚園
学年
年中