事例タイトル
【35】学習等の意欲が低下している中学2年生の生徒に対して、自己肯定感を高めるために行った合理的配慮の事例
事例の概要
通常の学級に在籍するA生徒(中学2年生)が個別の支援を毎日受けながら日々の学習や生活に取り組んでいる事例である。A生徒は入学時より、学習と生活の両面において意欲が低く、指示内容の理解が困難であり、提出物が未提出であったり、授業で使うものの準備が困難であったり、授業に参加できないことも少なくない。そこで、中学2年生になり、通常の学級の中で特別支援教育支援員による個別の支援を受けることとなった。
学級担任や特別支援教育コーディネーター、特別支援教育支援員、保護者で面談を行い、A生徒に対する個別の支援計画を立てた。規則正しい学校生活を送ることや基本的な学習内容の定着という保護者の願いのもと、授業では指示内容を理解し、繰り返して作業することを支援し、放課後に個別支援を行い、支援員が宿題や提出物の管理、身だしなみの改善など、生活面の支援を行っている。
現在は、合理的配慮協力員の指導・助言を受けながら、A生徒の自己肯定感を高めるために適時な声かけなど、具体的な支援内容の充実に努めているが、A生徒が主体的に課題解決に取り組むことがまだ難しいことが課題となっている。
在籍状況
中学校(通常の学級)
学年
中2