事例タイトル
【1】特別支援学校に在籍する知的障害と肢体不自由を併せ有する児童の小学校の行事を活用した交流及び共同学習
事例の概要
A児は、知的障害と肢体不自由を併せ有する、B特別支援学校小学部6年生である。座位保持椅子を使用している。日常生活においては、排せつ、移動、着替え、食事等は全介助が必要である。コミュニケーションに関しては、言語による発話はないが、音声出力会話装置のスイッチを押して応答し、呼び掛けにうなずくことがある。
本事例は、A児がC小学校の行事である、「子どもまつり」に交流及び共同学習で参加したことに係るものである。「子どもまつり」の当日は、A児も店員として参加し、音声出力会話装置を使用して受付や呼び込みの係を担当し、A児の活躍の場面を設けることができた。また、A児の呼び込みに、他学年の児童が声を掛ける様子も見られ、多くの児童と関わりをもつことができた。
児童の願いや実態を的確に把握し、各学校の担当者間で十分な打合せを行いながら協力して取り組むことが、対象児童生徒や交流先の児童生徒双方にとって効果的な交流及び共同学習につながると考える。
在籍状況
特別支援学校(小学部)
学年
小6