事例タイトル
【37】活動の見通しやコミュニケーションに困難さのある小学1年生の児童が、視覚的な支援により意欲的に学習に取り組めた事例
事例の概要
特別支援学級に在籍し、自閉症、情緒障害、学習障害のあるA児(小学1年生)について、教科指導や生活指導、保護者支援について取り組んだ事例である。
A児は、就学前に特別支援学級への在籍が検討され、B小学校では特別支援学級に在籍することとなった。活動の見通しがもちにくく、入学当初は、状況を見て集団に合わせて行動することが難しかった。整列時に列から離れ、自分の興味に固執したり、集中力が続かず離席したりしてしまうことが課題であった。
しかし、合理的配慮協力員による定期的な授業観察と、観察後のミーティングにおいて、工夫できる基礎的環境整備や合理的配慮についてのアドバイスを受けたことにより、特別支援学級の担任、交流学級の担任や管理職がA児に関する共通理解をした上で、効果的な支援をすることができた。そうした実践の積み重ねにより、A児も交流学級の中で意欲的に学習に取り組むことができるようになってきた。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小1
障害種
自閉症, 情緒障害, LD(学習障害)
キーワード
自閉症、情緒障害、学習障害、人との関わり、視覚化、見通し
事例ファイル
備考1
備考2
備考3