事例タイトル
【40】注意欠陥多動性障害と自閉症スペクトラム障害を診断された中学3年生の生徒への合理的配慮の提供の取組
事例の概要
A生徒は、小学校では、先天性の心疾患のため、病弱・身体虚弱学級に在籍していた。
中学に入学してからは、集団で行動できないこと、身辺が清潔に保てないこと、不器用なためうまくできない様子が多くみられた。そのため、スクールカウンセラーが知能検査を実施し、更に児童精神科専門医の診断を受けたところ、A生徒は注意欠陥多動性障害及び自閉症スペクトラム障害と診断された。
A生徒に対して教科ごとに配慮を行うとともに、各教科で出された課題の内容や課題の提出期限を保護者にも知らせたり、各教科担任がこまめに指示したりするようにし、A生徒が課題を期限内に提出できるように配慮した。さらに、欠席が多いA生徒のために、各教科担任が欠席した日のノートのコピーを渡す等の配慮を行った。これにより、A生徒の成績が大きく伸び、結果として、第一志望の高等学校に合格した。このことは、A生徒にとって大きな自信になった。
在籍状況
中学校(通常の学級)
学年
中3
障害種
病弱・身体虚弱, 自閉症, ADHD(注意欠陥多動性障害)
キーワード
心疾患、注意欠陥多動性障害、自閉症スペクトラム障害、通常の学級、合理的配慮
事例ファイル
備考1
備考2
備考3