事例タイトル
【41】脳性まひで知的障害のある小学3年生の児童に対して、具体的な操作や視覚的な教具を活用した実践事例
事例の概要
本事例は、B小学校特別支援学級に在籍する知的障害を併せ有する脳性まひのA児(3年)を対象として行った合理的配慮の事例である。A児は、音声言語だけでは学習や活動の手順を理解することが難しい。A児が、学習や活動に見通しをもち、進んで学習に取り組みながら、「わかる・できる」楽しさを実感し、自分に自信をもつことができるようにするために、算数の学習において教材の視覚化を中心に支援を行った。
具体的には、活動の手順を示した板書、10までの数を正しく数えて大小比較することができるような教具の開発、問われている内容を把握することができるように構造化した学習プリントの作成である。これらの点から支援を行った結果、A児は活動に見通しをもち、主体的に活動しながら10までの数の大小比較を正確に行うことができるようになった。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小3