事例タイトル
【42】感情のコントロールが難しい高等学校1年生の生徒の行動変容を促すための支援と合理的配慮
事例の概要
本事例は、高等学校1年生の生徒の行動変容を促すための支援と合理的配慮の事例である。
A生徒の学習状況は良好であるが、感情のコントロールが難しく、一度イライラすると暴言を吐いたり、粗暴な行動をとることもある。B高等学校に入学後もさまざまな場面で問題を起こし、その都度、指導を行ってきたが、同じような問題を繰り返していた。 そこで、出身のC中学校で行っていた合理的配慮を参考にした校内支援委員会での支援策の検討や専門家チームによるケース会議を実施し、A生徒に対する支援について教職員で共通理解を図った。
また、合理的配慮支援員による授業観察や面談の様子から、A生徒は感情が優先してしまうタイプであり、感情と行動を切り離したアドバイスが有効であるという助言をもらった。そこで、「A生徒の行動には問題があったが、A生徒自身を否定している訳ではない。」という視点を大切にしながら支援を行った。そして、A生徒の感情を受け止めながら、A生徒との信頼関係を築いてきたことで、問題行動に対しての指導についてもA生徒が納得する様子がみられた。
在籍状況
高等学校
学年
高1
障害種
自閉症, 情緒障害
キーワード
アスペルガー症候群、感情のコントロール、行動変容、合理的配慮支援員
事例ファイル
備考1
備考2
備考3