事例タイトル
【46】不登校であった自閉症スペクトラム症の小学2年生の児童が楽しく学校生活を送るための取組
事例の概要
A児はB小学校の2年生で自閉症・情緒障害学級に在籍している。算数、工作、自然科学分野に興味関心が高い。A児は、規模の大きいC小学校の通常の学級に入学したがうまく馴染めず、小学1年生の2学期の運動会が終わった頃から、学校に行きたい気持ちはあっても登校できなくなり、1月にB小学校の特別支援学級に転入した。転入にあたって、保護者はB小学校に相談し、A児と学校や特別支援学級の見学をした。また、学校に対して、楽しい学校生活を送ってほしいことと自己肯定感や協調性の育成、こだわりへの配慮について希望した。
B小学校では校内支援委員会や全職員での研修を行い、A児の障害や、B小学校の特別支援学級に転入した経緯、A児への対応についての共通理解を図った。また、A児が1日の見通しをもてるように、1時間目を国語にし、個別の指導を行っている。これらの全職員での丁寧な言葉掛けや対応により、A児は学校で終日過ごせるようになってきた。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小2