事例タイトル
【2】自閉症の児童に対して、タブレット型端末等を活用し、ことばの発音をはじめとした学習支援を行った事例
事例の概要
A児は小学校1年生で、自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍している。視線が合わないことが多く、音などにより気が散ってしまい、集中できる時間が短い。こだわりが強く、気になることがあると他のことが手に付かなくなることもある。学習面では、足し算や引き算の計算は指を使って計算している。また、ことばの発音面では、サ行がはっきりと発音できない面がある。このことから、繰り上がり繰り下がりの計算や、サ行の発音の学習に関して、タブレット型端末を使って、算数では数を確認したり、発音練習では口の動かし方を確認したりしながら指導している。また、注意の集中や持続が困難であることから、15分程度で内容を変えて指導している。
このことにより、サ行の発音はゆっくりと話せば聞き取れるようになった。タブレット型端末にも慣れて、自分のペースで学習課題に取り組めるようになってきた。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小1