事例タイトル
【48】周囲の生徒とコミュニケーションをとることが苦手で、自己否定的な発言や考え方をする広汎性発達障害のある高校2年生の生徒への合理的配慮の事例
事例の概要
A生徒は、B高等学校に在籍する広汎性発達障害の診断を受けている高校2年の生徒である。A生徒は自分の考えを文章にすることはできるが、話の中で自分の考えを伝えることが苦手である。授業では、分からないことがあっても自分から質問することもできずに黙っていることもある。また、グループ学習の際、他の生徒とのコミュニケーションがうまく取れず、会話も自己否定的になりやすい。
B高等学校では、校内支援委員会を開催し、A生徒への支援について検討すると共に、A生徒の個別の教育支援計画や個別の指導計画を作成し、それらの計画を基に、教職員が情報の共有を図り、A生徒が自己肯定的になれるよう、A生徒の自己理解を促した。こうした取組により、A生徒が振り返りを行い、他の生徒への声のかけ方や、会話での応答の仕方について少しずつ考えられるようになってきている。
在籍状況
高等学校
学年
高2
障害種
自閉症
キーワード
広汎性発達障害、自己否定的、コミュニケーション、個別の教育支援計画、個別の指導計画、教職員の共通理解
事例ファイル
備考1
備考2
備考3