事例タイトル
【62】知的障害特別支援学校高等部の生徒と地域の高等学校の生徒の交流及び共同学習における合理的配慮の事例
事例の概要
A生徒は、B特別支援学校知的障害教育部門に在籍する高等部3年生である。知的障害を有するA生徒が、同部門高等部生徒と共に、近隣の県立C高等学校3年生とミニ球技大会を通して学校間交流を実施したものである。
A生徒は、中学校3年生まで居住地の市立中学校の通常の学級に在籍し、B特別支援学校高等部に入学した。高等部での学習は、将来の社会自立を目指す教育課程で学習している。スポーツは得意で、ルールを理解してゲームを楽しむことができる。一方、コミュニケーション面では、他の生徒と一緒にいることを好むが、自分に自信がなく思いを適切な言葉で伝えることが苦手で、途中で諦めてしまうことも見られた。ミニ球技大会は、総合的な探究の時間であるアクティブタイムの球技グループで行った。合理的配慮としては見通しを持ち、安心して活動に参加できるように、事前学習の実施やチームメンバーの固定化を行った。また、競技にゲーム性を持たせ、C高校生徒と技能的な差が生じないようにした。さらに、作戦を話し合う場では、お互いが意見を出しやすいように、作戦会議用プリントを用いる等の配慮を行った。
在籍状況
特別支援学校(高等部)
学年
高3
障害種
知的障害
キーワード
学校間交流、知的障害、コミュニケーション、総合的な探究の時間、ミニ球技大会、自己肯定感
事例ファイル
備考1
備考2
備考3