事例タイトル
【5】特別支援学校(肢体不自由)に在籍する中学3年生の生徒の宿泊学習への参加における合理的配慮
事例の概要
A生徒は、B県立C特別支援学校(肢体不自由)に在籍する、脳性まひのある中学部3年生である。知的な遅れはなく、学年相応の学習を行っている。A生徒は、C特別支援学校中学部卒業後はD商業高等学校への進学を希望している。そのためにも豊かな人間関係をつくることが課題である。そこで、A生徒は、B県教育委員会が主催する地域の合同宿泊学習(地域にある複数の学校が参加する交流型の宿泊学習、以下、「宿泊学習」という。)への参加を希望した。
本事例は、A生徒が宿泊学習へ参加するために、宿泊学習の支援スタッフが、A生徒に対してどのような合理的配慮を提供したかについての事例である。
宿泊学習に引率するE教諭やそのほかのスタッフが、A生徒に活動の見通しがもてるよう配慮したり、A生徒が自分で行うことや支援を依頼することについて確認したり、A生徒の配慮事項や支援体制について情報を共有することで、A生徒は、安全で充実した宿泊学習での活動を確保することができた。
在籍状況
特別支援学校(中学部)
学年
中3