事例タイトル
【77】通常の学級に在籍する自閉症のある小学2年の児童に対して通級による指導を活用して社会性に関する指導を行った事例
事例の概要
A児は、B小学校の通常の学級に在籍する、自閉症スペクトラムの診断がある小学2年生である。本事例では、A児が、C小学校の通級による指導を活用しながら、社会性等について学習した事例である。A児は幼稚園在籍時から、対人関係やコミュニケーションに困難さがあった。小学校に入学後、通常の学級で、学習面や学校生活面での困難さが現れるようになった。そこで、学級において、見通しを立てる、視覚的な情報を意図的に取り入れるといった指導や支援と、個別の配慮や支援を継続的に行っている。通級による指導では、社会性、対人関係、コミュニケーションに関する能力の育成として、週一回ソーシャルスキル指導を中心に受けている。通級による指導の担当教員と担任、保護者は、毎週ファイルのやり取りで情報を共有して、通常の学級での支援に生かしている。さらに、それぞれの教員が相互の授業を参観したり、情報交換をしたりすることでA児に対する指導、支援に生かしている。
在籍状況
小学校(通常の学級・通級による指導)
学年
小2