事例タイトル
【6】特別支援学級に在籍するプラダー・ウィリー症候群の小学5年生の児童の学習意欲と自信を高めるための授業における配慮
事例の概要
A児は、B小学校の知的障害特別支援学級に在籍する、プラダー・ウィリー症候群の小学5年生の児童である。軽度の知的な遅れの状態と側わん症がみられる。学習面では、絵を描いたり、手紙を書いたりする活動を好む。しかし、活動の見通しを十分にもつことができないときや、急な変更があったときは、活動が停滞することがある。
本事例は、A児の学習意欲と自信を高めるための授業における配慮に関するものである。具体的には、生活単元学習の授業を例に授業における配慮を考えた。
本事例の成果は、A児が活動に見通しをもって参加し、最後まで主体的に活動を行うことができるようにするために、次のような視点から授業において配慮を行う必要があることが明確になったことである。①活動の順番がわかる手順カードを提示すること、②実際の場に近い疑似体験の場を設定すること、③正しい手順で活動できたかを確認することができる評価方法を設定することである。このような配慮を行うことで、A児は、自分がどのように活動すると良いのかを考え、取り組むことができた。
在籍状況
小学校(特別支援学級)
学年
小5
障害種
知的障害
キーワード
手順カード、疑似体験の場の設定、評価方法の設定、プラダー・ウィリー症候群
事例ファイル
備考1
備考2
備考3